
クローバーは、いまでは日本のどこにいっても見ることができる植物ですが、
もともと日本にあったものではなく、外国から入ってきた外来種の
最も強烈な繁殖力を持った植物である事は、意外と知られていません。
では、いつ頃、日本に入って来たのでしょうか?

それは、その名前にヒントが隠されています。
クローバーは日本名でシロツメグサと呼ばれてますよね。
むかし鎖国によって外国との交易を禁じていた江戸時代、
外国に向けての唯一つの窓口であった長崎の出島には、
いろいろな外国文化の産物がもたらされ、
その中にはオランダからのガラス製品もありました。
ガラスなのでそのまま船で輸送すると割れやすいため、
詰め物としてオランダ産まれのクサが使われていたのです。
その詰め物のクサに種が残っていたのは当然のことで、
まずは長崎の地で芽を出し、花を咲かせたと考えられます。
その花の色が白くて可愛いかった事からシロツメグサと呼ばれ、
親しまれるようになったと思われます。

話は長くなりましたが、一言でいえば
クローバーの日本における発祥の地は長崎なのです。
付け加えますとその後、明治に入り、
クローバーは牧草として、あるいは地質改良のために役に立つと、
盛んに輸入されて、日本全国で蒔かれたため、
現在はあらゆる場所で見かけることができるようになりました。